風が強いときでもいつもと同じように試合ができればいいと思いませんか。
- 海沿いのコートや高台のコートでは横風や突風が吹く時がありますね。
- 風が強いとボールを強打することが難しい!
- 風が強いと打点に入ることが難しくてミスを怖がって打てなくなる!
- ボールが流されてボレーやスマッシュのミスが怖くなる
- サービスのトスがばらついてしまいダブルフォルトが怖い
このような悩みを持っているあなたへ、解決方法を紹介していきたいと思います。
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風の向きを把握しよう
風の向きを把握することで試合を有利に進めることができるでしょう。
コートの向きと風の向きを知ろう
テニスコートの向き(方角)は決まっていません。
そのため、どちらからの風がおおいかはそのコートによって変わります。
大会当日に風が強いと感じたらコートに対する風の向きを気にするようにしましょう。
風の向きの確認方法
風の向きを確認するにはテニスコートを縦方向(プレーする向き)に対してどちら方向に風が吹いているかを確認するとよいでしょう。
左右からなのか、前後なのかまずはそのくらいの方向でかまいません。
簡単に確認する方法としては、ネットの揺れ方を確認するとよいでしょう。
- 前後に風が吹いていればネットが揺れています。
- 左右に吹いていればネットのポールに縛っているヒモが揺れていると思います。
斜めに風が吹いていた場合どうするのか?という疑問がありますが、斜めであっても前後左右どちらよりの風なのかを把握しましょう。
その場合のポイントは細かい角度はあまり気にしないことです。
風は時間によっても変化します。
直前に確認してもボールを打つタイミングでは変わっている可能性があるからです。
細かい角度よりも大きくとらえた前後左右くらいの確認で十分でしょう。
風上と風下はどちらが優位か?
風が前後に吹いていた場合と横に吹いていた場合ではサイドによっての影響が変わります。
どちら側が優位なんでしょうか。
風下の特徴
風下からのプレーではこのようなことになります。
ストローク
- 早いシュートボール、ロビングが風で押し戻される
- アウトしにくい
- シュートボールが入りやすい
- 低くて速いロビングが打ちやすい
ボレー
- ポーチボレーの動き出しタイミングが早くなる
- 想定よりもボールが伸びてきてタイミングが合わせにくい
スマッシュ
- 想定よりも深い位置まで追いかける必要がある
- 打点を早く決めてもさらに奥に伸びてくる
ストロークではアウトが減るため思いっきりラケットを振ることができる。
ボレーではタイミングを合わせにくい。
スマッシュでは深い位置まで追いかける必要がある。
このようなことがポイントになります。
風上の特徴
風上からのプレーではこのようなことになります。
ストローク
- 早いシュートボールはいつもより早い弾道となる
- シュート、ロビングがアウトしやすい
- 高いロビングが打ちにくい
- しっかり打点に入れないとアウトにつながりやすい
ボレー
- 相手のボールスピードが落ちるのでポーチボレーしやすい
- 動き出しタイミングを遅らせることができ、相手をけん制できる
スマッシュ
- ボールの落下地点が想定より前になるので決まりやすい
- 深い位置まで追わなくてもよくなる
ストロークではアウトする可能性が高くなるためラケットを思い切って振れなくなる場合があります。
ボレーではいつもよりも簡単にボレーができるようになります
スマッシュではサービスラインよりも前でのスマッシュが増えるでしょう。
結局どっちが優位なの?
結論から言うと同じ技量のプレーヤー同士であれば優位、不利はありません。
風下:ベースラインプレーヤーはミスが減る
ネットプレーヤーはプレーが難しくなる
風上:ベースラインプレーヤーはミスが増える
ネットプレーヤーはボールに触れるチャンスが増える
しかし、まったく同じ技量であることは少ないので、必ず不得意なプレーや調子の良し悪しがあるでしょう。
自分たちの状態が理解できているとどちらが有利なのかわかると思います。
風が強いときの対処方法
風の特徴がわかったところで、どのように対処していけばよいかを説明します。
作戦の考え方、あなたの得意なプレーは何?
あなたの得意なプレーは何でしょうか?自信のあるプレーは何でしょうか?
まずはそれを忘れないようにしましょう。
例えば私の場合を例にすると、シュートボールが遅く、ロビング主体の展開のプレーヤーです。
風下ではアウトが減るので思い切ってボールを打っていき、ロビングと組み合わせます。
風上では早いテンポでボールを打ち、風にボールを乗せていつもよりも早いボールを打ちます。
その分ロビングを打ちません。
足を細かく動かしてボールの変化に対応しよう
これが一番重要だと思っています。
ストロークでもボレーでもスマッシュでも、いつも練習している場所にボールがあれば、簡単にミスなく打てますよね。
でも風が吹いているときは思っていない場所にボールが移動してしまい打点がずれてしまいます。
そのような場合には、足を細かく動かすことをお勧めします。
足を細かく動かすことで、打点のずれが修正でき、いつもと同じ場所で打つことができるでしょう。
また、強風で予想よりもボールが曲がっても微修正が可能になります。
まとめ
- 風の向きを把握しよう
・風の向きの確認方法はネットに対して前後左右 - 風上と風下は自分のプレーや調子で選ぶと優位になる
・優位、不利は自分次第だが、ミスを減らすなら風下、シュートボール主体で攻めるなら風上 - 風が強いときの対処方法
・あなたの得意なプレーをベースに作戦を考える
・足を細かく動かしてボールの変化に対応しよう
いかがでしたでしょうか。
海沿いのテニスコートや、春頃の試合では風が強く吹いていますね。
そのようなときでも、自分のプレーができるように、風の対処方法を考えておくことは良いことだと思います。
風が吹いているときは、相手もミスが増えるのであなたのミスを減らすことで、ポイントを取るチャンスが増えることになりますね。
まずは自分の得意なプレーを探すことが重要になります。
もし、あなたが自分の得意なプレーがわからなければまわりに聞いてみるのもいいでしょう。
あなたも明日からの練習で自分の得意なプレーを探してみてはいかがでしょうか。
明日から素敵なソフトテニスライフを!!
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