試合前日や当日の朝にアドバイスをお願いしたり、求められることありますよね。
そのような場合はどのようなポイントでアドバイスするとよいでしょうか。
- アドバイスのポイントが知りたい。
- 特に試合前のアドバイスはどういうことが効果的か知りたい。
- やってはいけないアドバイスは何なのか知りたい。
このような疑問にお答えしていきます。
この記事を読み進めれば、アドバイスのポイントや試合前に効果がないアドバイスについてポイントがわかります。
私は28年のソフトテニス経験があり、県大会で優勝したこともあります。
その経験から、アドバイスする側、される側についての様々な指導者と付き合ってきました。
その経験からお伝えしていきます。
アドバイス以外のポイントは以下の記事を読んでみてください。
試合前のアドバイスのポイント
試合前日のアドバイス
試合前日の選手はどのような気持ちでいるのか予想しましょう。
予想できなければ本人に聞くというのもよいでしょう。
選手の気持ちはいろいろありますが、不安と期待があると思います。
- 明日はどんな相手と戦うのか不安
- 明日の調子が悪くならないか不安
- 試合が楽しみ
- 早く試合をしたい
自信がある選手とない選手によってさまざまな心理状態になっていると思います。
まずはその気持ちをしっかり聞いてあげましょう。
選手が口に出すだけでも和らぐことがあります。
アドバイスとしては、
- 試合を楽しむこと
- 自分の実力が出せればよいということ
- 緊張はだれでもしていること
そのことから、選手の気持ちを前向きに向けてあげることが重要になります。
逆にとても楽しみでワクワクしているという選手は、緊張の裏返しで強がっているだけかもしれません。選手の調子をしっかり見てあげましょう。
試合直前のアドバイス
試合当日でアドバイスできることは少ないです。
特に打ち方などの技術面についてはアドバイスは有効ではありません。
当日にアドバイスしてすぐできるなら、トッププレーヤーになれているはずですからね。
試合直前の選手の気持ちは
- 緊張してアップがうまくできていない
- 相手が強かったらどうしよう
- 自分の調子が悪かったらどうしよう
- 調子がいいので早く試合がしたい
- 朝の乱打で調子が良かったので試合が楽しみ
このようなケースが考えられます。
アドバイスとしては、まず選手の調子を聞くようにしましょう。
そこから、今日自分ができることを選択できているのか確認します。
緊張していて、周りが見えていないような選手の場合は試合会場全体を意識するようにさせましょう。
テニスと関係ない話をして気持ちを少しそらしてあげるといいと思います。
- 朝ごはんの話
- 昨日のTVの話
なんでも構いません。
最終的に、練習と同じような状態で試合に入れるとよいでしょう。
試合中のアドバイスは、選手が気づいていない部分を補う
試合をするのは選手です。
また、今まで練習してきた以上のプレーはすぐにはできません。
そのため、自分の実力を発揮できるかどうかを主にしたアドバイスが効果的です。
例えば、
- 相手のプレーの特徴を伝える
- 自分たちがポイントした場面を再度伝える
- 風向き、太陽の向き
- 選手の動き、足が止まっている、ラケットが止まっている
などのいつものプレーとの変化、違い。
このようなことを選手に伝え、いつもと違うことになっていないか気づかせます。
勘違いしてはいけないことは、アドバイス通りできなくても叱らないことです。
選手は一生懸命勝利に向けて戦っています。
アドバイス通りにプレーできないことが当然だと構えましょう。
その時のために次の手、その次の手を考えておきましょう。
アドバイスしない方がよいポイント
逆にアドバイスをしない方が良いポイントを紹介します。
打ち方(フォーム)について
当日にアドバイスされても修正はできません。
もっと声を出せ
声を出しただけでは勝てません。
いつものプレースタイルで大丈夫です。
どうしても言いたければ声を出すことで得られる効果も伝えましょう。
集中して、がんばれという抽象的なアドバイス
選手は頑張ります。当然集中しています。
周りにそう見えていないだけです。
どうしたら集中できるのかをアドバイスしましょう。
しっかり打つ、速く動くという抽象的なアドバイス
これも抽象的なので選手に伝わりません。
もっと具体的なアドバイスをしましょう。
関連記事⇒ソフトテニスの試合で勝てる戦略の考え方とイメージトレーニング方法
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は試合前に効果的なアドバイスのポイントについて紹介しました。
試合前日なのに調子が悪い。試合前の緊張した場面でアドバイスを受けたい。
状況は様さまざまですが、勝ちたいという気持ちは同じだと思います。
自分をしっかり見つめ、冷静な状態で試合に臨むことで、実力が発揮できるでしょう。
あなたも素敵なソフトテニスライフを。
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