今回は初心者から使えるダブルスの戦術について紹介したいと思います。
ソフトテニスはダブルスでの戦いが魅力の一つです。
しかし、試合を行うとなかなかうまくポイントが取れない場合があります。
一人一人の技術は上手なのにダブルスで試合になるとなぜポイントが取れないのでしょうか。
- どうしたら2人で1ポイントが取れるのか
- ポイントを取るためのヒントが欲しい
- ペアとの相性が悪くて試合で勝てない
このような悩みにお答えしていきます
時間がない方はまとめを読んでみてください。
私は28年間ソフトテニスをプレーしています。
全中、インターハイ出場経験はありませんが、常にソフトテニスを楽しむ精神で続けています。
大学では地域大会で優勝経験、社会人になってからは県大会優勝20回以上、国体出場の経験をしており中の上くらいのレベルで長く続けることで着実に上達しています。
その経験から私が感じたこと、改善してきたことを紹介したいと思います。
ジュニア、中学、一般選手のコーチを不定期に行っています。
コーチ歴は2年ですが、選手時代の経験を生かして選手の特徴に沿ったコーチングを心掛けています。
ダブルスは2人で1チーム
まずはじめにダブルスとはどのようなものなのか確認しましょう。
あなたの力が必要
まずはあなたの力が必要です。あなたがどのようなプレーが得意なのか。どのようなプレーが不得意なのか考えてみましょう。あなたのプレーを説明できるようになると自信にもつながり、どのようなプレーが不得意かがわかると練習に取り組む姿勢も前向きになるでしょう。
ダブルスの場合はペアのコンビネーションも大切ですが、その前にあなた自身のプレーが重要になります。
ペアの力を借りるということ
次にダブルス最大の魅力として、ペアの力を借りるという意識を持つことです。
ペアに最高のプレーをしてもらえればあなたの苦労は半減します。
あなたの乱打の技術、ボレー、スマッシュ技術で相手よりおとっていても、あなたのペアの力を借りることで弱点を補うことができるのです。
ペアとしてのコンビネーションが向上すれば今まで勝てなかった相手にも勝つことが可能になります。
ペアとして意識すること
あなたの力、ペアの力を合わせてダブルスとして2人で1点を取りに行くのがソフトテニスのダブルスの戦い方です。
ダブルスは個人戦という名前ですが、2人をチームだと考えればそのチームでどのような戦術で戦うのかを考えることができます。
2人で1つのチームです。
チームということを意識して戦術を工夫することで、戦い方は無限に生まれてくるでしょう。
自分たちの得意・不得意を理解しよう
ペアが決まったら自分たちの得意・不得意なプレーを理解してみましょう。
得意は2人で足すと2倍以上になる
あなたの得意なプレーを積極的に試合で使いましょう。
また、そのプレーをペアに理解してもらいましょう。
あなたが良いプレーをするとペアもそのプレーに引きつられて良いプレーが出てきます。
そうなると、ペアとしての攻撃力が2倍になります。
それ以上にするにはどうしたらよいのか!?
次は相手の状況を監視します。
相手も様々なプレーで攻めてきますが、あなたたちのプレーで守りに入れば成功です。
ペアで攻めるプレー、コンビネーションで攻撃力が2倍になり、相手が守りに入るとその攻撃力は2倍以上の効果を発揮します。そのようなプレーが多くでき、ポイントを重ねることができれば試合で勝つことができるでしょう。
不得意は相手に助けてもらいゼロにする
全てのプレーで攻撃できるとは限りません。また、調子の良し悪しもあると思います。
そんなときはペアの力を借りてカバーすることが有効です。
あなたの不得意なプレー、調子の悪いと感じるプレーはペアがカバーしてもらえる場合があります。
ベースラインプレーヤーであれば、シュートボールが入らない、打つボールが短くなってしまう。
そのようなときはネットプレーヤーにポジションを変えて相手の打つコースを狭くし、ミスを誘うようにします。そうすることで、調子が悪く、ミスにつながることを減らし、相手のミスでポイントを取ることができるようになります。
あなたの不得意・不調をペアがおぎなってもらえると不得意がマイナスではなくなるでしょう。
得意・不得意がわかると戦術が出来上がる
あなた、ペアの得意・不得意また、ペアとしての得意・不得意がわかると選べる戦術が決まってきます。
- シュートボールで攻めるタイプ
- ロビングでつなぐタイプ
- ネットプレーでプレッシャーをかけていくタイプ
- サービスで優位に攻めるタイプ
- レシーブで優位に攻めるタイプ
このような様々な特徴を持ったペアが完成します。
あなたはどのようなタイプでしょうか。この例以外でもあなたの特徴を生かしたスタイルを考えてみてください。
ポイントを取りやすい戦術
ダブルスのポイントはわかってきましたでしょうか。ここからはポイントを取りやすい戦術について説明してきます。
ペアのタイプに関わらずポイントを取りやすい方法を紹介します。
サービスで攻める
サービスは自分からボールの位置を操作できる唯一のプレーです。
サービスは速さよりもコースを狙います。センターもしくはクロスが効果的です。
通常は正クロス側はセンターへサービスを入れる。逆クロス側はクロスへサービスを入れることが一般てきです。しかし、試合ではそれ以外へ打つことが重要になります。
センターとクロスに打ち分ける意識を持ちましょう。そうすることでレシーブが甘くなることがあります。その甘くなったレシーブを攻めることで得点できるチャンスが広がります。
レシーブで攻める
レシーブも有効な攻め方です。相手のサービスが打ちやすいコースに入ってきたら、積極的に攻めましょう。一発で決めるのではなく、コースを狙って打つようにし、ミスを減らします。
コースをねらって打つと相手の返球が甘くなるので、ネットプレーでポイントを取りやすくなります。
ロビングで攻める
サーブ、レシーブ後の展開ではロビングが有効な方法となります。
ラリー中にロビングで相手を動かすことができれば返球が甘くなり、ネットプレーでポイントを取りやすくなります。また、相手を動かすことで体力を減らす効果もあります。
レシーブでのロビングは難しい技術ですが、特に有効になります。
2人の間を攻める
最後は打つコースについてです。
ダブルスの最大のポイントは2人の間があるということです。
2人の間には必ず「ま」があり、スキが必ずあります。
レシーブ、ラリー中、スマッシュ、ボレーは2人の間を狙う意識をしましょう。
まとめ
- ダブルスは2人で1チーム
- あなたの力、ペアの力、ペアとしてのチームワークが必要
- 自分たちの長所・短所を理解しよう
- 得意は2人で足すと2倍以上になる、不得意は相手に助けてもらいゼロにする
- ポイントを取りやすい戦術
サービスで攻める、レシーブで攻める、ロビングで攻める、2人の間を攻める。
ソフトテニスのダブルス戦術は正解がありません。
選手一人一人が自分の得意・不得意を理解した戦術を考えられるようになると、
上達の途中でも試合で勝てるようになります。
試合で勝てるとさらに上手になろうと思い、練習に対する意識が変わってくるでしょう。
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