試合運びの中でベースラインプレーヤーのボールの配球はとても重要です。
ベースラインプレーヤーの視界からはコート全体を見ることができるため様々な展開を作り出すことができます。
そのためには、相手の返球に対する予測が必要になります。
- 予測するとどういうメリットがあるの?
- 相手のボールがどこに来るのか予測をしたい
- どうやって予測すればいいのか知りたい
このような疑問に答えていきたいと思います。
結論から言うと、控えめにいってもすべてのプレーで予測はメリットだらけです。
予測ができるとプレーに余裕が生まれ、自分のミスも減るからです。
この記事を読み進めると、予測を活用する方法やメリット、デメリットがわかるようになります。
あなたも予測をうまく組み合わせてあなたの戦略を生かしてみてください。
予測の必要性
予測する場面
まず、予測は以下のような場面で必要になってきます。
- ファーストサービスが打たれるコース
- ファーストサービスの速さ
- ラリー中の相手の前衛の動き
- ラリー中の相手後衛が打ってくるボールのコース、種類
相手がボールを打っている場面がほとんどです。
相手がどのようなボールを打ってくるのか予測することが重要になってきます。
予測が必要な理由
なぜこのような場面で予測が必要なのか。
それは、自分が次に攻める準備を早くするためです。準備が早くできれば、シュートやロビングで自由自在に狙えることができます。
相手のボールが自分のコートに届くまでは1から2秒です。その間に自分の打つボールを決めないといけないため、早く考えられたほうが最適な選択をすることができます。
予測をすることで相手の打ち方、癖、特徴が見えてきます。
そうすると試合の後半で相手の特徴をうまく利用して攻めることもできるようになります。
予測を活用する方法
場面ごとに予測の種類と活用する方法を説明します。
ファーストサービスをレシーブする
ファーストサービスがどこに入ってくるのかを予測します。
クロスなのか、センターなのかが絞れればよいでしょう。
細かく予測する必要はありません。
その時に、
- クロスであればどこにレシーブを返すのか
- センターであればフォアで打つのかバックで打つのか、どこにレシーブを返すのか。
ここまでを考えておくようにしましょう。
レシーブをどこに返すかまでを考えておくことで時間に余裕ができると思います。どのようなサーブが来ても対応が可能になると思います。
ラリー中の相手の前衛の動き
ラリー中はたくさんの情報があなたの目に入ってくるでしょう。
その中でまずは相手前衛の動きには注意が必要です。
相手前衛の動きを予測して捕まらないようにしましょう。
- どのような時にポーチに出てくるのか
- スマッシュはどこまで追えるのか
- サイドの守りをしているのか
以上のことを見分けるようにします。相手の前衛も自分なりの戦術があるので必ずこうなるというパターンは難しいと思いますが、傾向はわかってくると思います。
また、相手前衛は自分の打球態勢も見ながら動いていますので、自分の打球態勢と合わせて相手前衛の動きを予測するようにします。
相手前衛の動きが予測できれば、早めに動きを止めるために前衛アタックとか、ロビングで相手を揺さぶるとかの戦術が活きていきます。
ラリー中の相手後衛が打ってくるボールのコース、種類
次に相手後衛のボール配球の予測を行います。
ラリーが続く中で、相手が攻めてきたクロスラリーの角度、またロビングを使うタイミングを予測していきます。
- クロスラリーの中で絞るボールを打ってくるとき
- クロスラリーの中でロビングでストレートに振ってくるとき
- 逆クロスで絞るボールが打ってくるとき
- 逆クロスラリーの中でロビングでストレートに振ってくるとき
- 深いボールなのか
- ショートボールなのか
- 早いのか、遅いのか
このような予測を行うことで切り替えの予測ができると相手にカウンターで攻め返すことができます。
相手後衛の配球が予測できるようになってくると、ボールに早く追いつくことができ、エースを取られにくくなるでしょう。
また、相手の攻め玉を逆にこちららからの攻めに切り替えることができます。
予測するメリット、デメリット
予測することにはメリットとデメリットがあるので紹介します。
メリット
- 動き出しが早くなり、エースがとられにくくなる
- 準備が早くでき、ミスが減る
- 相手の展開を読めるようになる
- 守りから攻めに切り替えることができる
- ファイナルゲームが強くなる
デメリット
- 予測が外れると出だしが遅れる
- あくまで予測なので結果は別な場合もある
- 自分の調子は上げられない
- 予測だけでは試合に勝てない
メリットとともにデメリットも紹介しましたが、トータルするとメリットしかありません。
積極的に予測を活用して相手よりも優位に試合を進めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はベースラインプレーヤーに必要な予測について紹介しました。
- 予測は必要な理由は ”自分が次に攻める準備を早くするため” です
- 予測が必要な場面は大きく3つ
ファーストサービスをレシーブする
ラリー中の相手の前衛の動き
ラリー中の相手後衛が打ってくるボールのコース、種類 - 予測することで試合を優位に進めることができるが、予測だけでは試合に勝てない
ベースラインプレーヤーはダブルスでは自分以外の3人の動きがすべて観察できるので、自分が次にどのようなボールを打ったらよいのか最適な判断を行うことが必要です。
予測を有効に行って、試合を優位に進めましょう。
そのほかベースラインプレーヤーが意識するポイントは下の記事で紹介しています。
あなたも素敵なソフトテニスライフを。
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