ベースラインプレーヤー(後衛)でどのようなことを意識していますか。
試合中・練習しているときに意識するポイントを紹介します。
- 試合では緊張してストロークミスが増えてしまう
- 練習でどのようなことを意識したらよいかわからない
- 試合で使えるポイントを教えてほしい
このような疑問をもっているあなたに意識するポイントと心構えを紹介してきます。
私は28年間ソフトテニスをプレーしています。
全中、インターハイ出場経験はありませんが、常にソフトテニスを楽しむ精神で続けています。
大学では地域大会で優勝経験、社会人になってからは県大会優勝20回以上、国体出場の経験をしており中の上くらいのレベルで長く続けることで着実に上達しています。
その経験から私が感じたこと、改善してきたことを紹介したいと思います。
ベースラインプレーヤーの役割・特徴
まずはベースラインプレーヤーの役割や特徴を説明します。
試合でボールを打つ回数が多い
ベースラインでプレーしているためボールを打つ回数はネットプレーヤーよりも多くなります。
主にストロークになりますが、フォアハンド、バックハンド、ロビング、シュート全てのボールを打っていると思います。
また、コートの左右へ移動してから打つことも必要になります。
コートの幅は10.97mなので、約10mのダッシュをしてストロークをすることになります。
全体を見渡すことができる
ベースラインでのストロークはその後ろには見方はいませんので、ボールが打てないとそのまま失点になります。
ネットプレーヤーとの大きな違いはここになります。
しかし、ネットや相手の選手からは一番離れているので、相手の動きやボールの軌道は長い時間見ることができます。
相手選手、ボールのすべてを観察しながらプレーすることができるのです。
全体が見えているので戦略も立てやすくなります。
試合中に修正ができる
ボールをたくさん打ち、コート全体が見えるという事は試合中に修正できるチャンスもあるという事です。
相手の動きや調子、ペアの動き、自分の調子を総合的に考えて最適なプレーを選択することができます。
試合では7ゲームマッチとしたときに、16ポイント未満であれば修正のチャンスがありますね。
1回のミスにくじけずに4回くらいはミスても良いという気持ちでプレーをしましょう。
自分のプレーだけに集中せず、相手の弱点、ペアの良い部分を上手に生かしながら試合を進めることをお勧めします。
ベースラインプレーヤーが意識するポイント
では、ベースラインプレーヤーが試合で活躍するための意識するポイントを紹介します。
ネットをするならアウトを選択する
ネットとアウトどちらも失点ですが、同じ失点でもアウトの方が良いでしょう。
なぜなら、ネットは絶対に失点します。誰もそれを防ぐことはできません。
しかし、アウトはどうでしょう。大きなアウトは相手選手は見送りますが、少しのアウトの場合、相手選手が触る可能性がありますね。
もし、アウトのボールだとしても相手選手が触り、ミスをしたら自分たちの得点となります。
ミスがミスではなくなるのです。
ほら、ネットよりもアウトの方がいいと思いませんか?
相手のボールが速くて打ち返すのが難しいとき、走らされてギリギリで打ち返すとき、体制が崩れて打つ時、このようなときはミスにつながりやすくなりますが、ネットのミスよりもアウトのミスをするように心掛けましょう。
ボールに対する反応を早くする
ボールに対する反応を早くすると自分の時間がたくさん作れます。
- 打つ打点に早く移動できる
- ロビングで振られた時でも追いついて攻め返すことができる
- シュートやロビングの選択ができる
このようなメリットが出てきます。
ベースラインプレーヤーはコート全体を見ることができるので、ボールに対する反応を早くすることで次の自分のプレーがやりやすくなります。
相手選手を観察する
相手選手を観察しておくことで試合の中盤から後半で優位に立つことができます。
- 相手のベースラインプレーヤーの動きの速さ、ミスの多いプレー
- 相手ネットプレーヤーの動きの速さ、横の動き、縦の動きの守備範囲
これらの情報を試合中に把握できると、どのプレーを選択すると得点につながるのかを判断することができます。
効果的な練習メニュー
最後にベースラインプレーヤーにおすすめな練習メニューを紹介します。
ランニングストローク
サイドラインからサイドラインまで移動した後に打つ練習です。
ロビングで振られたときにしっかり相手コートに返す練習です。
ポイントは以下の3つです
- 打球方向を予測したイメージで早い移動を行う
- ミスをせず確実に打ち返す(ロビング、遅めのシュートボール)
- 早い移動ができてきたら攻め返すボールも打つ
毎回10球行うだけでも確実に試合でのミスは減っていきます。
ロブ乱打
ロビングは練習をしていないと打てない打球です。
通常の乱打の際にシュートボールのみを打っていると試合では安定したロビングが打てません。
乱打の中にロビングのみで乱打することで自然と安定したロビングが打てるようになります。
ロビングのポイントです。
- ネット3個分(約3m)の高さにシュートボールを打つように
- 高い打点からロビングを打つことを意識する
- ロビング同士の乱打が打てるようになってきたら、シュート→ロビング、ロビング→シュートを組み合わせていくとさらにロビングが上手になります
コースを狙った3本打ち
ベースラインプレーヤーの重要な技術はコントロールです。
通常の3本打ちを行う際に目印をおき、コースを狙って打つ意識を持ちましょう。
意識するポイントを紹介します。
- 打点に早く入りコースをしっかり狙う時間を作る
- アウトしても良いので目標を狙う
- どうして狙った場所へ行かないのか少しずつ修正を行いながらボールを打つ
- 狙ったところにボールが飛ぶようになったら同じ打ち方を続ける
これであなたもボールコントロールが良い選手になることができるでしょうか。
まとめ
ベースラインプレーヤーが意識するポイントのまとめです。
- ネットをするならアウトを選択する
- ボールに対する反応を早くする
- 相手選手を観察する
いかがでしたでしょうか。
ベースラインプレーヤーの意識するポイント・心構えについて紹介しました。
通常練習している内容に少し工夫するだけで大きな効果が得られると思います。
意識のポイントを相手の様子も入れることで、試合ではプレーの選択が有効になると思います。
今回紹介した内容を意識しながら練習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
あなたも素敵なソフトテニスライフを。
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