ショート乱打を練習に取り入れている人は多いと思います。
しかし、ショート乱打を甘く考えていませんか?
単なるアップ程度にやっていませんか?
ショート乱打の意識を変えることで効果的に上達することができます。
- ショート乱打が効果的な場面がある
- ショート乱打は単なるアップではない
- ショート乱打の意識を変えることで上達できる?
以上のようなショート乱打に関連する内容を掘り下げていきます。
筆者の紹介
私は28年間ソフトテニスをプレーしています。
全中、インターハイ出場経験はありませんが、常にソフトテニスを楽しむ精神で続けています。
大学では地域大会で優勝を経験、社会人になってからは県大会優勝20回以上、国体出場を経験。
長くソフトテニスを続けることで着実に上達しています。
その経験から私が感じたこと、改善してきたことを紹介したいと思います。
ショート乱打とは
ショート乱打とはサービスコート内の狭い範囲で打ち合う練習方法です。まずはショート乱打の概要について紹介します。
ショート乱打の目的
まずはショート乱打の目的を紹介します。
- 軽く打ち合ってウォーミングアップを行う
- フットワークを使いながら体全体を温める
- ラケットの使い方(感覚)を覚える
どれも間違ってはいませんが、これだけではもったいないと思います。
- ショート乱打はストローク練習である
- ショート乱打でミスが減らせる
- ショート乱打で順回転のボールが打てるようになる
このような目的もあることを気づくとさらに楽しくなってきます。
ショート乱打が試合で活きる場面
ショート乱打が上達すると試合でも有効な場面が出てきます。
- 前へ詰めながらの返球する場面
- レシーブの場面
- ショートクロスを狙う場面
このような場面ではショート乱打の自信があればミスを少なくプレーができるのではないでしょうか。
ショート乱打の意識改革
ショート乱打を行う場合にどのような意識で取り組むと良いのでしょうか。
アップ目的だけではなく、「体のひねりと」「ひねり戻し」を意識する
ショート乱打は相手との距離が近いため、体を小さく使ってしまう選手がいると思います。
体を小さく使うと手のみでラケットをコントロールすることとなり、なかなな安定したボールが打てないと思います。
ストロークの基本は「体のひねり」と「ひねり戻し」です。体重移動よりも回転が重要だと考えます。
ショート乱打でも体の回転を意識できるように「体のひねり」と「ひねり戻し」を意識して練習しましょう。
ボールに応じて打ち方を変えても良し
試合中に自分の場所にボールが飛んでくることは少ないですよね。
同じ打ち方だけを練習してしまうと、試合のような様々なボールが飛んでくる場面でボールが打てなくなってしまいます。
そのため、ショート乱打でも様々な打ち方を取り入れて練習したほうが良いでしょう。
基本的な種類はこのようになります。
- 右足体重のまま打つ
- 左足体重のまま打つ
- 少し上に飛ぶように打つ
どのうちからも体の回転を意識することができればボールを上手に打つことが可能になります。
オープンスタンスを意識して打つ
「体のひねり」と「ひねり戻し」を習得するためには大切なスタンスがあります。
それは「オープンスタンス」で打つということです。
オープンスタンスは力がないとできないといわれることがありますが、力がない選手ほどオープンスタンスが効果的であると私は考えます。
オープンスタンスにすることで、「体のひねり」が自然と作られ、ボールを打つために「ひねり戻し」の動作を自然と行うことができるためです。
また、体のひねりを意識し実践するためには下半身の動きも重要になります。
ヒザを少しまげて上体を下げないと「オープンスタンス」+「体のひねり」+「回転でボールを打つ」ということが難しくなります。
ヒザを曲げて打て!と指導する場合もあるかと思いますが、オープンスタンスで打てるようになると自然とヒザが曲がるようになってくると考えます。
ショート乱打で上達する方法
それではショート乱打で上達するための練習メニューとまとめて紹介します。
乱打をコースは5種類
ショート乱打をするコースは5種類行いましょう。
- 正クロス
- 逆クロス
- ストレート
- ネット際の正クロス
- ネット際の逆クロス
この5コースをローテーションで回すことで、引っ張り、流しを総合的に習得することができます。
意識するポイントは3つ
- 中ロブの意識で打つ
- 高い打点で打つ
- オープンスタンスで打つ
この3つを意識してショート乱打ができれば上達も早まります。
単なるウォーミングアップではないですよね。これらを意識すればしっかりした練習に変わります。また一本打ちよりもボールを打つ回数も増えるので、上達や習得が早まることでしょう。
まとめ
- ショート乱打は実戦でも活用できる技術であると考えよう
- 体のひねりと」「ひねり戻し」を意識しよう
- ショート乱打は5コース行うことで上達できる
いかがでしたでしょうか。今回はショート乱打で上達する方法について紹介しました。
練習の初めの方に行われるショート乱打ですが、意識を変えるだけで上達できるイメージができましたでしょうか。
明日からすぐに挑戦できる内容ですので実践してみてください。
あなたも素敵なソフトテニスライフを。
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