上達のスピードをもっと上げることができるといいと思いませんか。
練習をがむしゃらにやるだけではない上達のヒントを紹介します。
- どうしたらもっと上手になれるのか
- 上手になるためには何が大切なのか
- どのような練習をすればもっとうまくなれるのか
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
今回は何歳になっても成長できる伸ばし方について掘り下げていきます。
私はソフトテニスを28年続けてきました。
・県大会優勝や国体出場も経験しています
・ジュニアから一般までの指導経験から様々な選手を見てきました
・残念ながら全国大会での上位入賞はできていません。
・現在もプレーヤーとして全国大会上位入賞を目指し練習に励む
これらの経験から皆さんの悩みを掘り下げていきます。
「しなければならない」を「したい」に変える
勉強や自己研鑽などの「三日坊主」を克服するには、少しずつ目標のハードルを上げて、頭や身体を徐々に慣らしていくことが大切です。
無理なくレベルを上げていけば、何事も長続きするので、おのずと力がついてきます。
「やればできるんだ」という自信も出てくるので、「もっと上を目指してみよう」という向上心が生まれ、さらに成果が上がるという好循環が回り始めるのです。
成果が上がり続けると、取り組みへの辛さは次第に薄れ、むしろ「楽しさ」を感じるようになります。
「楽しいから、もっと続けたい」という「したい」の気持ちが強まるのです。
「何としても試合に勝たなければならない」「もっと強いボールを打たなければならない」といった「しなければならない」の動機付けで何かを始めたとしても、なかなか長続きはしません。
むしろ、強迫観念によって心身が萎縮し、思うように成果が上がらなくなって、途中で投げ出してしまう人が多いようです。
あなたが部下や後輩を指導する立場の人なら、過大な目標やノルマを押し付けるのではなく、小さな目標を少しずつ達成させながら、「しなければならない」から「したい」へと気持ちを変えられるように導いてあげると良いでしょう。
「この練習をやると、自分にどんなメリットがあるのか?」ということを明確にしてあげるのも、選手の気持ちを「しなければならない」から「したい」に変えるコツです。
「この練習ができるようになると、試合でミスがへる」「試合でミスが減ると、相手へプレッシャーを与えることとになり、相手のミスが増えて試合で勝てるようになる」といった具体的なメリットを示されたほうが、何の目的もなく取り組むよりモチベーションが上がりやすくなりますね。
関連記事 ⇒ 上達のコツ!試合に勝てる戦術のノウハウ教えます【ソフトテニス】
上手な人の真似をすれば上達しやすくなる
どんなに小さな目標から練習やトレーニングを始めても、思ったように成果が上がらないこともあります。
原因はいろいろ考えられますが、みんなと同じ時間を費やして練習に取り組んでいるのに成果が上がらない場合は、「やり方」を間違えている可能性があります。
正しい「やり方」をすれば早く成果が出るはずなのに、それを知らないばかりに、無駄な回り道をしてしまう時がありますね。
どんなに頑張っても成果が出ないと、徒労感ばかりが高まって取り組むのが嫌になってしまいます。これでは「したい」の境地にたどり着くことすらできません。
そこでお勧めしたいのは、身近にいる「上手な人」を行動や考え方の模範にすることです。
たとえば、「試合でミスを減らしたい」という目標を掲げたのであれば、ミスの少ない選手の行動やプレースタイルを観察し、それを真似てみるとよいでしょう。
あなたが「上達したい」と思っている分野で結果を出している人のことを、行動科学では「ハイパフォーマー」と呼びます。
その人がハイパフォーマーでいられるのは、成果を上げている何らかの行動をしているからです。
そのハイパフォーマーの動きをじっくりと観察し、その動きを真似てみることが、成果を上げるための早道なのです。
複数の「お手本プレー」に共通する動きを探してみる
このようにアドバイスすると、
- できる人の動きは、その人だからできること。
- 自分には絶対に無理だ!と決めつけてしまう人もいます。
でも、そんなことはありません。
人間には、「理想的な動きを脳に焼き付けると、その通りに行動しようする」という特性があります。
先入観を捨ててじっくりと観察し、できるだけ真似をしようとすると、同じような動きが不思議と身に付いてしまうものなのです。
その結果、試合やプレーの上達が感じられれば、
- 「やってみたら、意外と簡単じゃないか」
- 「やればできるんだ」
という喜びが生まれ、「したい」の意識が高まっていくはずです。
もちろん、誰かの真似をしても必ず成果が上がるとは言い切れません。
そんなときは、模範とする相手を別の選手に変えてみるのもいいでしょう。
仕事にせよ、勉強やスポーツにせよ、上手くなるための「やり方」は十人十色です。
また、複数のお手本にしたい選手がいる場合は、その人たちに「共通する行動やプレーは何か?」を探ってみるのもひとつの方法です。
行動科学マネジメントでは、「いつ、どこで、誰がやっても同じような成果が得られる」ような「再現性」の高い行動を最重要視しています。
お手本になる選手に共通する行動は、まさに「再現性」の高い行動であると考えられています。
それを自分の動きにすることが、上達のスピードを速めてくれる可能性が高いでしょう。
関連記事⇒良いイメージを持つことでソフトテニスが上達する-初心者におすすめの本を紹介
まとめ
“上達の仕方”のポイント
- 上手な人の真似をする
- 練習「したい」に変える
- 複数の「お手本」に共通する動きを探してみる
この中でも一番のおすすめは「身近にいるお手本の選手のプレーを真似る」です。
これをすることで本当にプレーが上達がしやすくなります。
楽しみながらソフトテニスをすることで人生も豊かになっていくと思っています。
明日から気持ちを切り替えてソフトテニスを楽しみましょう。
あなたも素敵なソフトテニスライフを
コメント